燃費改善コラム 01ガソリン編 ハイオクとレギュラーの違い


・ガソリンについて、みなさんからいただいた質問です。
Q1.ハイオクとレギュラーを間違えて給油してしまったのですが、エンジンが壊れたり不具合が起こったりしませんか?
A1.最近セルフスタンドでガソリンを給油する方が増えていますが、「油種の選択」でうっかりガソリンの種類を間違えることもよくあるようです。安心して下さい。国産の自動車の場合、ガソリンの種類を間違ってもエンジンが壊れることはまずありません。レギュラー仕様車にハイオクを入れた場合も、逆の場合であってもエンジンが壊れることはありません。
ただ燃費にとっては影響があります。例えば某メーカーのテストで、ハイオク仕様の自動車にレギュラーガソリンを給油したところ、パワーとトルクが25%ダウン・燃費もリッターあたり2km低下したそうです。
■上のケースを金額に置き換えてみます。
仮に燃費がハイオクでリッター10km/リットル。価格がハイオク:135円/リットル、レギュラー125円/リットルとします。ハイオクでは10kmを135円分の燃料で走っていましたが、レギュラーでは10km走るのに156円強。年間走行距離を1万kmと仮定した場合のガソリン代は、ハイオクですと年間約13万5千円、レギュラー使用では約15万6250円となります。10円以上安いレギュラーガソリンを節約目的で使用しても、逆に2万円以上損をしてしまう計算になっています。
もちろん、これだけの「パワーダウン」ですから車の走行性能も低下しそうです。それを考えるとハイオク仕様車の場合はやはりハイオクガソリンの給油が望ましいことは間違いないようです。
Q2. ガソリンの銘柄やメーカーを変えると、燃費も変わるのでしょうか?
A2.ガソリンもメーカーによって中に含まれる添加剤の種類や比率が異なっており、性能が進化しています。みなさんも気になるところだと思いますが、ガソリンメーカーから「燃費のいいガソリン」という物も発売されています。
燃費は、車のコンディションやメンテナンスの良し悪しまた運転の仕方でも大きく燃費は変わりますが、全ての条件が同じであった場合には、燃費の良いガソリンを使った方が燃焼効率は良くなり、結果として燃費が良くなるはずです。
また燃費の改善・向上は細かい削減の積み重ねですから、様々な方法に加えて、この種類のガソリンを採用するのも良い手段だと思います。燃費の良くなるガソリンを継続して使い続ければ、燃費が向上する可能性はより上がると言われます。しかし、そのほとんどがハイオクガソリンのため、レギュラーを使用している方は、燃料の単価が上がるため、トータルコストが安いのか高いのかを計算してみることも必要です。節約のための選択で、逆にコストを上げてしまうことも無いとはいえませんので注意してください。
Q3.ドイツ車にハイオクを入れないと壊れると聞きましたが本当でしょうか?
A3.日本の話で、レギュラーガソリンとハイオクガソリンでは「オクタン価」に違いがあり、ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れるとノッキングや燃費などの副作用が考えられます。
ご質問の回答ですが、それと同様に、日本と海外ガソリンのオクタン価を比較すると、海外の方が高い傾向があります。その違いで同様のトラブルが起こる可能性があると考えてください。 ドイツ車に限らず外国産の自動車の場合、国によってこのオクタン価の基準値が日本と異なり、その差によって問題になることがあるようです。
この場合現地(生産国)ではレギュラー仕様となっていても日本で車を使う場合はハイオクを入れ なくてはならないケースもあります。いずれにしてもディーラーやメーカーさんの窓口で愛車の正確なデータを確認してみることをお勧めします。
Q4.今はガソリンが高くなっていますが、昔はレギュラー80円といった時代もありましたよね。今後、ガソリン価格が下がることはあるのでしょうか?
A4.ガソリンの価格は、原料になる原油価格の上昇と共に高くなっていきます。原油高騰といえば1970年代に起こった「オイルショック」が有名ですが、これは戦争や革命といった一時的な事情で原油価格が高騰したものです。現在の事情は異なっています。
世界の国々の原油消費量の見ていきますと、2003年以前はアメリカについで日本は第二位でした。ところが、2003年以降中国の消費量が伸びて現在は中国が世界第二位の消費国となっています。更に現在では中国に加え、インドを始めとした新興諸国の高度経済成長によって世界的に石油需要が増大しています。慢性的に世界中で需要の高い状況が続いているのです。原油価格の上昇に大きな影響を与えていると言われています。
現在の技術や経済背景の状況下で原油を使い続ける限り、およそ50年もたないかもしれないと言われている原油。日本の石油自給率は0.2%といわれ、ほぼ全て輸入によってまかなわれている状態です。特に新興諸国のエネルギー効率の低さも消費に拍車をかけるといわれる中で、今後も原油価格・ガソリン価格が上昇する可能性は非常に高いといえるのではないでしょうか。
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